職員さんも個性的

カメラ機材を借りたり、作品制作をサポートしてくれる情報メディアセンターの職員さんは、仕事以外の時間も自分たちがやりたいことを大学でやっていて楽しそう。２人くらい異様に元気な人がいて、よく学生と一緒に何かをしています。例えば、最新の機材を使って夜の爆音上映会（※1）をやったり、大学祭でヘボコンコンテスト（※2）や「琵琶湖カレー」っていう青いカレーの屋台を出したり。とにかくパワーがすごくて、学生にも伝染しています。

成安にいて幸せだと思う瞬間は、守衛さんと話しているとき。守衛室にいつも使っている教室の鍵を借りに行くのですが、誰かが先に来て鍵が開いているのがわかっていても、日課で必ず話しに行きます。一番しゃべるのは隊長って呼ばれている守衛さん。隊長はよく鍵を借りにくる学生はもちろん、話したことがない学生の顔やキャラクターを覚えていてすごいです。たわいもないことをしゃべるだけで元気がでる。その他の守衛さんも最初は怖いって思ったけれど、話したらかわいい人ばかりでした。

図書館の職員さんも好きで、借りていた本を1日返し忘れて、「すみません」って言いに行ったのをきっかけに仲良くなりました。近所の気さくなおばちゃんみたいで、いつも私の話を聞いてくれます。一人暮らしで寂しいけど、大学で補われているなって。成安はぜんぜんモノづくりと関係がない時も楽しいです。

※1 通常の映画用音響センディングではなく、音楽ライブ用の音響セッティングを使い、大音響の中で映画を観・聞く試み。
※2　　ヘボいロボットの相撲大会。まともに動かない、できの悪いロボットばかりが集まり、おぼつかない足取りでなんとか戦う。